借地権と遺産分割調停

相続財産の中で借地権付建物が含まれる場合もあるかと思います。
相続が発生し、その後相続人間でその借地権財産をどうするか?まとまらないケースもありますね。

実際に相談に来られた方は「兄弟で話がまとまらない」その間も地代に支払う費用がかさみ、滞納をすでに起こしているいるというものでした。

しかも、確認してみると滞納だけでなく利息延滞料まで発生している状況。

相続が発生している場合、不動産である財産をどうするか?
話で解決できればいいのですが、できない場合、法的手段。
考えると思います。

その際、頭に浮かぶのは士業の先生。
しかし士業の先生に支払うお金もないってケースもあるかと思います。

どうしようもないのか?
家庭裁判所で遺産分割調停することをおすすめします。

まずは、調停の申立からはじまり、話がまとまならければ裁判官による審判で決着がつきます。

その間、時間はかかりますが、確実に結論が出るので白黒つけるにはいいかと思います。
ただし、申立人と相手方になるので、人間関係が壊れる可能性大だということもご理解くださいね。
お金があれば士業の先生にお願いするのもありです。

借地権を含めた不動産の遺産分割って?

まずは、「現物分割」
複数の不動産がある場合、相続人間で分けることで解決する方法ですね。
ただ、同じものが一つとない不動産において、きっちりと均等割りができず不公平感が残るのがこの分割かも。

その不公平感を現預金でカバーできればいいですね。

次は「代償分割」
一人の相続人がすべての不動産を取得する代償として他の相続人に代償金を支払う方法。
この際のポイントとしては、その不動産の評価額を相続税評価額からの試算で代償するのか、話し合った時の時価で支払うのか?

時価が多いように思います。

そして「換価分割」ですね。
この分割方法は、現物分割も代償分割も無理なら、「全部売却してそのお金を分ける」という方法ですね。
実際に相談を受けた中でこの方法で解決したこともあります。
財産が少ない方に適していると思われます。

最後に「共有分割」
何も解決していない状態で、名義を相続人に移すだけ。
そんな印象です。

最後の最後に「競売」

申立人か相手方もどうしても納得できず、折り合いがつかない場合、裁判官は「競売」の審判を下すこともあります。

別の相談事案では「競売」まで行きました。

最終的な審判ではありますが、キレイサッパリするという意味では致し方ないかも知れませんね。
ただ、デメリットもあります。
売却価格が時価(相場)よりも安価でしか売れないということですね。

借地権を含めた不動産の遺産分割調停は、時間も労力も要ります。

借地権を含む不動産の遺産分割でお悩みなら、一度ご相談下さい。