相続不動産 共有名義

相続不動産 共有名義

不動産を相続したことから始まった

父の所有する賃貸アパートがありました。
父は10年前に他界していましたが、その所有する賃貸アパートは子どもたちにと
法定相続で共有名義にしたんですね。

共有名義にすることで、兄Aにも妹Bにも毎月の家賃収入が安定的に入り兄弟とも喜んでいました。
しかし、妹Bの家族には旦那と子供二人。
その旦那さんが失業してしまい、生活に困る程になってしまいました。
もちろん、妹Bの子どもDは私立中学に通い、子供Eにも複数の習い事を。
妹Bはできれば、子どもたちに不憫な思いをさせたくないとの思いから何とかお金を工面できないかと。。。

そこで思いついたのが、兄Aと所有している共有名義の賃貸アパートの売却。
この不動産を売却すれば、生活が楽になると思い、兄Aに相談。

もちろん、兄Aは、売却には反対。
特にお金に困っているわけでもなく、老後や子供Cの将来の学費に充てる予定をしているので、今売却するつもりはサラサラないわけです。
かと言って妹Bの共有名義分を買い取るお金もない。

兄弟でケンカが勃発。
以降、この兄弟は顔を合わせることもなくなってしまったんです。

更に相続が発生した!

月日は経過し、兄弟で連絡を取り合うこともなくなるほど、仲が悪くなる中で、兄Aは交通事故で、妹Bはガンでたて続けに亡くなります。
このことで更に賃貸アパートの所有権者が増えてしまったんです。

もちろん、兄Aの相続人である妻と子供、妹Bの相続人である夫と二人の子供。
しかも、その2人の子供は未成年。
いがみ合いは続いていたので、今後の賃貸アパートをどうするか?
話し合いは一向にすすみません。(ToT)

20年以上も経過すれば、入居率も悪くなる。
しかし、メンテナンスすることをどちらかが、言い出すわけでもなく。

争続の発端は不動産の共有名義から

未だに続いている家族間の相続トラブル。
もとをたどれば、父が遺言書を残し、「賃貸アパートの名義は兄Aの単名に、その代わりに20年に渡り妹Bには賃料の3分の1を渡す」といった内容にしておくというものありですね。
兄弟間で話し合って賃貸アパートを共有名義にせずどちらか単独の名義にしておくことが懸命でした。
長くて無駄な時間とお金を使って法的に精算するしか、道が残されていないとすれば、賃貸アパートである不動産を共有名義にしておかなければ。。。。
後の祭りです。(ToT)

今でも兄弟仲良くできていた可能性は高いと思われます。
親の思いとして、よく聞きます。
「うちは大丈夫。兄弟みんな仲がいいから」

蓋を開けてみると、モメていることが多々あります。
相談を受ける中でも、「昔は兄弟仲良かったのに何でこんなことになったのかな」って。

そうならないためにも、相続が争続にならないためにも、不動産の共有名義は避けることをオススメします。